事業活動の内容
(令和5年度6月1日~令和6年度5月31日)
今年度も、円安などの影響により資材や燃料等の価格高騰が昨年より続いており、森林・林業を取り巻く環境は厳しさが増している状況であります。さて、令和5年度は、役員改選が実施され新体制での組合事業運営となりました。このような中、当組合では販売事業、森林整備事業、利用事業、購買事業に取り組み事業推進に努めました。
販売事業においては木材価格の低迷、林業担い手不足等の状況下、集約化事業を基本にコスト削減に努めながら計画比90%の取扱いでした。森林整備事業においては、再造林、下刈、間伐、鹿防護柵設置等を実施し昨年並みの計画比97%の取扱いでした。
利用事業においては、地籍一筆地調査、森林環境贈与税を活用した意向調査を実施し計画比105%の取り扱いでした。購買事業では、苗木、シカ防護柵ネットを中心に計画比138%の取り扱いでした。
また、公的機関の利用については、熊本県、八代市、氷川町、熊本県林業公社から発注された事業に取り組み、組合員のための事業推進を妨げない程度において事業を実施することができました。
令和5年度の事業総収益は241,443千円で計画比101%、事業総利益は102,159千円で計画比106%の実績となり当期過剰預金は9,501千円を計上することができました。これも偏に組合員の皆様のご理解とご協力の賜物と深く感謝申し上げます。又、熊本県、八代市、氷川町及び各関係機関各位のご指導、ご支援に衷心より感謝申し上げ事業報告とします。
01
指導部門
広報誌の発行、ホームページにより組合事業の情報を提供しました。
また高校生の地域林業実践体験学習、高性能林業機械等操作研修を受け入れ、森林・林業への関心を深められるよう努めました。また、労働安全対策として毎月の事業者会議及び安全パトロールを実施しました。
02
販売部門
販売部門においては、受託販売で757㎥、受託林産684㎥、買取林産6,568㎥の取り扱いでした。
03
森林整備事業では、新植、補植、改植69ha、下刈321ha、保育間伐10ha、シカ被害防止防護柵ネット25,769m等を実施しました。
利用事業においては、地籍一筆地調査業、意向調査等を実施しました。